project44サプライチェーン・データインサイト: ロシアがウクライナに侵攻 - オデッサ港ターミナル封鎖

概要

·        ロシアの陸・空・海兵隊がウクライナを攻撃

·        オデッサ港コンテナターミナルを閉鎖、TEUキャパシティが激減

·        オデッサで爆発があったとの報告

 

わずか数時間のロシアのウクライナ侵攻で、ウクライナで最も重要な海港であるオデッサ港も攻撃されました。オデッサ港は、ドライバルク1,500万トン、石油・ガスなどの液体バルクが2,500万トン、合計で年間4,000万トンの輸送能力を有する黒海エリア最大級の港湾です。当然、オデッサの石油・ガスターミナルは、ウクライナ全体にとって経済的・戦略的に重要であることは間違いありません。 

ウクライナ最大のオデッサ港コンテナターミナルは、2001年からドイツのハンブルクに本社を置くHHLAの子会社が運営しています。2月24日午前9時前(中央ヨーロッパ時間)、HHLAはオデッサでのオペレーションを停止すると発表しました。当時、2隻の船舶がまだそこに停泊しているようでしたが、港を離れることができるかどうかは不明でした。

最近の映像が証拠となっているように、オデッサで爆発があったことは明確です。黒海周辺の別の港であるマリウポリでも爆発が報告されています。ロシアの水陸両用部隊が実際にオデッサを攻撃したかどうかは、あまり明らかではありませんが、2月24日の今(中央ヨーロッパ時間午前11時半)の状況がどうであれ、プーチン軍がオデッサを標的にして、当面、すべての港湾業務を停止させようとしていることは明らかでしょう。

project44が収集したデータによると、オデッサ港に寄港するTEU船舶キャパシティは、この危機の発生以来、激減していることが明らかになりました。2021年12月以降、ウクライナの主要コンテナ港に寄港する船舶のキャパシティはほぼ30%減少し、海上輸送貿易の急減を示唆していいます。

一方、オデッサ港への船の遅延は、1月、2月を通して平均5日前後で推移しています。オデッサ港のHHLAターミナルが閉鎖されることが発表された後、キャリアが新たな抜港を発表しており、遅延はピークに達すると予想されます。

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免責事項:本リリースで参照したデータは、project44の貨物可視化プラットフォームが追跡しているロジスティクス指標を基に作成されたものです。参照したサンプルデータセットには、他の事業者が追跡しているすべての貨物輸送データが含まれているわけではありません。project44のプラットフォームからのデータは、静的に有意なサンプルサイズを反映して結論付けています。

 

 

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